ペットロス

2022/03/13:落ち着いて更新する時間が取れず更新が停滞しています。
ペットロスの管理者が運営するサイトであってペットロスについてや克服法、ペットロスとは何かを考えるサイトではありません。ペットロスのことを知りたい場合やペットロスの悩みなどの場合は他のサイトを探すことをお勧めします。真剣にペットロスや不遇な捨て犬・殺処分問題などを訴えるサイトは沢山あります。是非あなたに合ったサイトを探してください。基本このサイトは愛犬パピ助のことだけを書いたサイトです。
 
2021/3/28 追加
ペットロスは個人差があり難しい。ペットを家族と言う人もいますが例えば4人と1匹の場合と1人と1匹の場合など家族の1員としての家族であったり生涯唯一の家族と呼べる存在で人生の全てを支え合う存在だったりケースは異なる。一部でも全てでも同じなのか比べて考える必要はなく、それぞれの環境や生き方の差なのかも知れない。10匹のうち1匹を喪うのも1匹だけの1匹を喪うのも同じ命には違いない。財産の10分の1を失うのも全財産を失うのも金額が同じなら同じなのかも知れない。様々な状況条件個人差で温度差はあります。
価値観に個人差がるので仕方ない問題です。他人にはゴミにしか思えない物を大切にするコレクターも多く存在します。大切さは人それぞれです、その時の精神状態だったり勝手な都合によっても考え方が簡単に逆転したりします。多くを共有できるペットロスの人と出会えることは稀かも知れません。生活環境・人生環境が違うので仕方ありません。
ここ『宝物』サイトも4年間ほぼ未更新!たまには記事や詩の追加と修復含め更新したいとは思ってはいます。
 
『虹の橋』からのメッセージ
パピ助の宝物
パピ助が亡くなって約3カ月が立ち少しずつ冷静に考えられるようになりました。過ぎ去った時間に戻ることは出来ませんが考え方によって過去を変えることは出来ます。パピ助を失った直後は可哀そうに思っていましたが死を悟ったパピ助は立派な生涯を終えました。私の場合は最後を看取ることは残念ながら叶いませんでした。おそらくパピ助は前日には死を悟っていたと思います。それは結果として過ぎてからしか分からないことで飼い主は気付きたくないので気付くことはありません。時間が経ち「そう言えば、前日の夜は見つめ合った感じが違っていたなぁ」とか、今にして思えばなら何とでも言えますね。人間も犬も生き物は死んだ時には何も持っていけません。どんな金持ちも天国には何も持っていけないのです。持っていけるのは記憶だけです。パピ助は亡くなる寸前に楽しかった思い出と飼い主と過ごした幸せな時間を思い出して旅立ったと思います。それはパピ助にとって忘れることが出来ない大切な大切な宝物です。絶対に忘れることはありません。
死の間際パピ助は自分の生涯に満足して嬉しかったのではないでしょうか。パピ助は自慢の宝物を持って旅立ちました。もちろん私にとっての宝物は今も大好きなパピ助であり一緒に過ごした17年です。
 
私の大切な宝物は2017年03月03日に17年間の生涯を閉じ息を引き取りました。
 
「虹の橋」を知ったのはパピ助が亡くなってからです。亡くなった直後に読んだ時には結局待ってるのが可哀そうに思えました。それでもペットにも天国が必要です。飼い主の居ない世界など愛犬達にとって楽園ではないかも知れません。都合良いだけではない「虹の橋」の教えを理解する時、原作者の本当の優しを理解出来ます。自分の愛犬だけでなく全ての動物の幸せを考えて作られたのが「虹の橋」ではないでしょうか。幸せに天国へ渡る権利は平等であり全員にあります。
原作者不明のまま世界中に広がったらしいのですが死をテーマにしているのに宗教色のまったくない優しさにあふれた詩には共感できます。テーマの異なる三部作で構成されています。
 
第一部「虹の橋」

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天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。食べ物も水もたっぷりあって、お日さまは降り注ぎ、みんな暖かくて幸せなのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、元のからだを取り戻すのです。まるで過ぎた日の夢のように・・・
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんがここにいない寂しさのこと・・・。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。速く、それは速く、飛ぶようにあなたを見つけたのです。あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。あなたの人生から長い間失われていたけれど、その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。

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私たちの1年が死後の世界の時間では1日に相当するらしいです。少しの間だけ楽しみに待ってもらいましょう。飼い主を待つことも犬にとっては幸せな時間です。個人的には第二部が原作者の言いたいことのように思いました。全ての生き物に幸せになる権利があることを訴えている気がして原作者の優しさを感じます。
 
第二部「虹の橋にて」

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けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されることのなかった子たちです。仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。地上にある間、そんな人は現れなかったのです。
でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、誰かが立っているのに気づきます。その人は、そこに繰り広げられる再会を、うらやましげに眺めているのです。生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかったのです。
ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、そこに奇跡が生まれるのです。そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。地上では巡りあうことができなかった、特別な誰かさんと、その愛する友として。
今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。

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それを運命と捉えるか、ただ運と考えるか、もし隣に居た犬を飼ったとしたら本来の愛犬になる予定だった犬の運命はどう変わるんだろう。人間も金持ちの家に生まれるか、犯罪者の子供として生まれるか、障害を持って生まれるか。ちょっとの差かも知れないし、差などないのかも知れない。全ての生き物に幸せになる権利があることを第二部で原作者が言いたかったのだと思います。第三部は、これまでと異なりペットロス直後の時期には拒絶したい内容でもあります。そうは言われても都合良く割り切れるはずがありません。
 
第三部「雨降り地区」

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こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、悲しみに打ちひしがれています。そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、特別な誰かさんの流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、出て行かない子達もいるのです。
地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、同じ悲しみに凍えているのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、「虹の橋」を創りあげているのです。
ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。命の儚さと愛しさを・・・束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを・・・その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。
思い出してください。動物達が残して行ってくれた、形にも言葉にもできない様々な宝物を。それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。

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「雨降り地区」を理解して受け入れるには時間がかかりそうです。ペットロスのバイブルとも言える「虹の橋」に救われる人は沢山います。同じように原作者が不明のまま世界中に広がった「犬の十戒(いぬのじっかい)」もありますが知ったのは最近でした。
 
犬の十戒

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1.私の一生は10~15年くらいしかありません。ほんのわずかな時間でもあなたと離れていることは辛いのです。私のことを飼う前にどうかそのことを考えてください。
2.私が「あなたが私に望んでいること」を理解できるようになるまで時間が必要です。
3.私を信頼して下さい……それだけで私は幸せです。
4.私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。でも……私にはあなただけしかいないのです。
5.時には私に話しかけて下さい。たとえあなたの言葉そのものはわからなくても、あなたが私に話しかけているその声は理解しています。
6.あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気づいて下さい。私はそのことを決して忘れません。
7.私を叩く前に思い出して下さい。私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私はあなたを噛まないようにしているということを。
8.私のことを言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に、私がそうなる原因が何かないかとあなた自身考えてみて下さい。適切な食餌をあげなかったのでは?日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのかも?心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか? などと
9.私が年をとってもどうか世話をして下さい。あなたも同じように年をとるのです。
10.最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。「見ているのがつらいから」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないでほしいのです。あなたがそばにいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。
 
そして……..どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを。

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もっと早く知っていれば良かったとは思いますが、仕方ないです。「猫の十戒」も存在します。「犬の十戒」と同じく英文で書かれた原文がありますが、原文と異なるパロディー版とも言える猫目線の方が楽しいです。
 
猫の十戒

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1.私の一生はだいたい15年くらいしかありませんが、たまに20年以上生きてしっぽが裂けます。ほんのわずかな時間でも貴方が離れていると腹が立ちます。私が家族になってやるから、そのことを覚悟しなさい。
2.あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。
3.私を尊敬しなさい。私にとって、それがいちばん大事なことなのです。
4.私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしてはなりません。でも狭いところは好きなのでダンボール箱を用意するのは許します。貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょうが、でも・・・私にぎゃくたいされることに勝る楽しみはないはずです。
5.いつも私に話しかけなさい。あなたの言うことが何かはどうでもいいですが、私に話しかけるあなたの声はわかるのです。ほめ言葉は特に。
6.あなたが私にどんな風に接しているか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。
7.私を叩く前に思い出しなさい。私には貴方の手の骨を 簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、気が向いたときにしか噛まないようにしていることを。
8.私のことを言う事を聞かないだとか、頑固だとか、怠け者だとか叱る前に、まずは自分に問い掛けてみなさい。たっぷり食事を与えてましたか? それは私の好きなシーバですか?太陽の下で気持ちよく寝ているのをじゃましませんでしたか?もしかすると年をとってどこか弱っているのかもしれませんが、どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。
9.私が年をとっても世話をしなさい。貴方も同じように年をとりますが、私は年をとってもかわいいのです。
10.最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送りなさい。「見ているのがつらいから」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。なでなさい。なで続けなさい。かわいいね、いいこだねと言いなさい。言いまくりなさい。そうすれば私は着換えの時間を少し短くしてやってもよいです。気が向いたらな。

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しっぽが裂ける=猫又や化け猫と考えれば遠まわしに死を意味していると思われます。着換え=猫の着替えは生まれ変わりを意味していると思われます。十戒は「モーゼの十戒」を元にしているので戒め(いましめ)[xxするなかれ]が基本です。最後に「捨て犬の十戒」を紹介します。
 
捨て犬の十戒

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1.僕を迎えてくれた時の事は決して忘れません。暖かい家族の中で幸せでした。ご主人様との楽しい思い出は決して忘れません。
2.ご主人様が望んでいる様には振る舞えなかったかも知れません。僕はあまり可愛らしくなかったかも知れません。でも、ご主人様に喜んでもらいたくて、精一杯頑張った事だけは本当です。
3.ご主人様がいなくなっても、きっと迎えに来てくれると思って待っています。 側にいられなくなった訳は良くわからないけど・・・。 僕を嫌いになったからじゃないと自分に言い聞かせています。
4.僕を産んでくれたお母さん、お父さんに、ありがとうって言いたい。 こうして楽しい思い出を宝物に出来たのも、命を与えてくれたからです。生きているから味わえたのです。 ありがとう。
5.今は、たくさんの仲間達と一緒に暮らしています。でもみんな悲しそうです。 僕もなぜか寂しい、物足りない気持ちでいっぱいです。
6.多くの仲間達は、連れていかれ二度と顔を見ることもない毎日です。 そのときの悲しそうな目を見たことがありますか。
7.一部の仲間達は、たまに新しいご主人が連れて帰ります。ご主人様が迎えに来てくれないなら、僕も新しいご主人様に連れて行かれるかもしれない。優しいご主人様だったら嬉しいけど・・・・・・。
8.僕にはご主人様を選ぶことはできません。でも僕を迎えてくれるご主人様が、どこかにいるかもしれない。 もしそうなったら、今度はもっともっと気に入られるように頑張ります。
9.ご主人様、早く僕を迎えに来てください。そして今度こそずっとそばに置いてください。それだけが僕の願いです。
10.ご主人様、これだけは覚えておいてください。僕だって生きているということを。心だってちゃんとあるということを。天に召される最後の時まで、ご主人様に尽くしたいと思っていることを。

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「捨て犬の十戒」は、すべての命は等しく尊いということを言っています。「虹の橋」や、それぞれの十戒は出所不明のまま今も世界中に広がり続けます。
更新日:2017/6/7